ハム男の独身日記

札幌在住のハム男によるファイターズとだらだら日記、いろいろなモノのレビュー等を語るブログ

ファイターズ、「居場所」をもぎ取った男たちの活躍で逆転勝利!

6月2日 ハム4-2タイガース


ひッさびさの更新です。
 中島の復帰戦である昨日の試合は虎相手に9回の見事な逆転劇でハムは勝利しました。
 ヒーローはプロ初勝利をあげた玉井でしたが、まあ、これはご祝儀でしょう、昨日の試合は主軸はイマ二つでしたが下位打線が頑張って4点を搾り取った価値ある一勝だったと思います。
 タイトルに上げた居場所を捥ぎ取った男は3人、一人は中島卓也ですね、怪我に強いのが自慢の一つだった彼が初めて味わった大怪我、その間はルーキーの石井が予想以上に頑張り何とか穴を塞ぎ、一時は「中島が戻ってきても居場所ないんちゃう?」なんて声もちらほら、しかし最近はバッティングが壁にぶつかり、守備も危なっかしくなり始めた矢先の最高のタイミングで戻ってきましたね、昨日の中島はまさに今の石井に不足してる分のお手本のようなプレイでした、守備では同じような捕球タイミングでも送球までのモーションが明らかに1段階ほど早く、今後は併殺が増え被内野安打が減ることが大いに期待できそうです、そして9回での見事なスクイズは「そういえば、ハムってバントが得意なチームだったんだな」と思い出させてくれる素晴らしいものでした、かつて金子誠が低くて厚い壁、と言われたように、やはり石井が超えるべき壁はまだまだ分厚そうです。
 二人目は鍵谷、今シーズンの鍵谷は使われ方が便利屋になり始めたころの谷元にそっくりで、これは監督は本格的に谷元の後継者を彼に決めたなと思います、まだまだ不安定な要素は多いが、着実にプロの中継ぎへの道を登っています、矢貫、屋宜、白村らのライバルたちがいなくなったり伸び悩んでいる中、このまま中継ぎエースの座を勝ち取って欲しいですね、昨日のピッチングは真の勝利投手といえる見事な火消しでした。
 三人目は大野、一応正捕手ということになっているが、そもそもファイターズには本当の意味での正捕手は居ない、大野だって清水や市川と分業でやっている、いわば「第一捕手」である、しかしリードや守備はともかくバッティングに関しては3人の中で彼が頭一つ以上飛び抜けている、昨日の試合はそれを証明したと思う、初得点となるタイムリー、そして9回に見せた送りバントは清水ではかなり厳しいプレイだっただろう、それを難なくこなす大野はやはり第一捕手であり正捕手であるといえよう。
 さて、ファイターズがこれから奇跡の優勝を果たすには、まず交流戦を全試合勝ち越し、つまり12勝6敗は最低でもクリアしなければならない、そしてオールスター明けまでには首位との差が7ゲーム程、8月、9月の疲れがピークに達したころに猛追を見せる、これしかないがそれには現在のAクラスが夏場で失速するという他力本願な状況が必要不可欠である、ただ野手の高齢化の鷹や楽天の選手層、ライオンズの毎年のスタミナ不足を鑑みれば奇跡に近いが決して不可能ではない、といえる、まあ、その前にウチの先発陣のQS率の改善が無ければどうにもならんと思うが。
 所で9回で石井がやらかしたエラーだが、もちろんやってはならんけど俺は評価したい、何時もより一塁が遠いため、送球を意識した取り方で起きたエラーだったからだ、彼が今後内野手で大成するには避けては通れない道であるので何とかマスターしてほしい。

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