昨日は幸いにも用事でまったく試合を見ていなかったんですが、まあ、気持ちいいぐらいの惨敗、先発が崩れ、中継ぎが処理失敗、そして打線が機能せず、まあこういう負の塊のような試合もたまには必要！と考えていた翌日、今日は打って変わってストレス解消となる１発攻勢＆先発中村１失点完投勝ちというこれ以上ない遠征の締めくくりとなりました、中村はいつも通りのフライアウト量産、失投もほとんどなく、このところの良い結果が昇華された見事な投球でした、フライアウト投手はゴロが微妙なラインで外野に届くヒットが多いのですが、今日は後続をきっちり打ち取ってオリックス打線に仕事をさせませんでした、完投未達の呪いか最終回まで気は抜けませんでしたが、良く頑張って中継ぎ陣に遅い盆休みをプレゼント、来週にも大いに期待が持てるというものです。
　そして攻撃は陽が逆方向へのＨＲで相手の出鼻をくじき、同点にされた後の中田は２塁にランナーを置いてレフトへの勝ち越しＨＲ！このＨＲは状況、タイミング、スイング、弾道、と完璧、悪い時はゴロになっていたあれは相手の失投か、甘いスライダー？をレフトスタンドに叩き込みました、中田はやはり、難しい球をバットコントロールでＨＲする、ではなく、相手の失投を見逃さず速いスイングで引っ張りＨＲにするのが良く似合うと思う。
　更にレアードのダメ押しも会心の当たりに見えた、やや緩めのスライダーをジャストミート！センター方向へかっとんでいく２ランＨＲ、すっかりレアものとなった先発完投勝利へ大きな援護となった、あれが無ければ９回の１，２塁で替えられていただろう、ナイスフォロー！
　こうして我らがファイターズは９勝３敗で長い遠征を終えた、ホークスが負けないため差は変わってないが、充分すぎる結果だと思う。
　さて、来週末はいよいよホークスとの直接対決が待っている、私は現実的には来週でホークス相手に６ゲーム差以下、もしくはホークスに３タテできなければ２位狙いに切り替えても良いんじゃないかと考える、つまり、ポストシーズン男の発掘、先発と中継ぎの調整と休養、そしてＣＳで当たりたくないチームを全力で落とす、等だ。
　最も日ハム首脳陣は毎年ＣＳ対策が結構速いのでもう考えていると思うが。
所でコメントを見てると今回の遠征中２人の男が他チームのファンから羨望の目で見られていた、それは「６回の男、谷元」そして「北の納豆男、中島卓也」この二人だ。
　谷元は先発がＱＳに届かなかったりスクランブル登板だったり、ビハインドだったりと嫌な場面を一身にその小さな体で背負う、できれば監督の視線から目を背けたくなるような場面でもしっかり仕事をこなすその様が、地味ながらとても評価されている、今季調子が悪いチームには彼のような投手が欠けているのだ、防御率こそ去年より悪いが、貢献度は去年以上だと私は思う、球団の評価を信頼しているがある意味非常に注目している。
　そして中島はもはやだれもが知っている粘り、バント力、そして走力だ、バットを短く持ち、徹底した逆方向狙いの彼のスタイルはほぼ完成している、大抵単打になるが打点も中々、得点圏打率の高い賢介との相性も抜群で、守備でも安定してショートのスタメンに君臨している、彼のプレイは相手投手がうんざりした顔をすることが多い、散々投げさせられた後に四球、単打では「こんなんだったらさっさと歩かせるんだった」という気持ちにさせる、リーグでも屈指の納豆男だ。
　これからの後半戦もＣＳも彼らが大きなポイントになるのは間違いない、いかにして負担を減らすかがＣＳで勝ち進めるかが決まるといっても過言ではないだろう、特に中島はまだ遊撃手選任１年目、金子２世を名乗れるのはこれからだ。